若年性認知症って何歳からなるの?
2016/03/28
高齢化が進み、認知症になる人が増えています。
認知症というと、かなりの高齢にならないとかからないと思われていますが、若年性認知症といって64歳以下の人でもなる可能性があります。
もしかしたら自分や家族がなるかもしれない!そんな時はどうすれば良いか、どんな症状があるのか気になります。
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どんな症状が出るの?
若年性認知症の症状は、物忘れがあり、仕事やプライベートで大切な約束を忘れてしまうことがあります。
忘れていたでしょう?と指摘されても約束したこと自体を忘れているので、思い出せません。
今日は何月何日かもわからなくなりますし、自分がどこにいるのかもわからなくなります。
例えば営業で出たところから社に戻る道がわからなくなったり、家に帰る道がわからなくなったりします。
これが度重なると、自分も周囲もおかしいと感じ始めます。
また、料理の手順がわからなくなったり、部屋の片づけができなくなったりするのも認知症の始まりです。
何歳くらいから発症する?
若年性認知症は、64歳以下で発症した認知症を指しますが、18歳で発症した例があるそうです。
18歳なんて、一番脳の機能が良いころだと思うのですが、そんな時に認知症になってしまうことがあるのです。
若年性認知症には脳血管型、アルツハイマー型、レビー小体型とあり、それぞれ症状のあらわれ方が違います。
まだ若いから認知症であるはずかないと周囲も思いますし、また病院に行っても医師が認知症を疑わないこともありますので発見が遅れてしまうケースがあります。
症状がうつ病に似ているので、うつ病や更年期障害だと診断されることもあるようです。
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若年性認知症の人にはどんな対応をすれば良い?
周囲でもしも若年性認知症になった人がいたらどんな対応をすれば良いのでしょう。
本人に告知するかどうかをまず悩むかもしれませんが、まだ理解する力が残っている段階で告知した方が治療法を本人と一緒に決められるのでメリットと言えます。
しかし、告知された本人は、まだ仕事もできているのにと受け入れられず、うつ状態になる可能性もあるので慎重に考えないといけません。
告知すると決めたのなら、家族一緒に乗り越えて行くよと伝え、サポートしてあげましょう。
物忘れが目立ってきたら、大きな予定表に予定を書いて目立つところに貼るようにするとか、外出先で迷子にならないように住所や氏名、電話番号を書いたものを身につけさせるなど、工夫しましょう。
また、本人が言うことを否定しないのも大切です。
「物が無くなった、盗んだだろう」と言われても、本当に物が無くなったと思っているので嘘つき呼ばわりしてはいけません。
そんな時は一緒に探すようにして、別の話をすると落ち着いてくるそうです。
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