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節分!いわしや柊鰯など飾る由来を知って邪気を退治しよう

      2016/11/07

節分

立春の魔除けの飾り

最近では中々お目にかかれない光景ですが、昔は節分になると家の軒先に柊と一緒にイワシの頭を飾っている光景を目にしたものです。

子供心に恐々と見上げていたあの御供え物。魔除けの「柊鰯(ひいらぎいわし)」と言うものでした。旧暦で立春は新しい年の始まり、つまり「大晦日」には新年を迎えるための準備を行うものです。

邪気を払い、福を呼び込む準備の習慣が今なお残されています。豆をまいて福を呼び込むことも、門口に魔除けを飾ることもその習慣の一つです。

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大儺の行事が起源

二月の節分は豆をまいて鬼を払い、福を迎える行事が各地で行われます。もともと季節の変わり目にあたる二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していましたが、立春の前日は旧暦では正月節にあたり、特に重視されました。

そこでこの日に、それまでの災いを祓い清め、立春を迎えようとする行事が行われてきたのです。これらの行事は奈良時代に中国から伝来した大儺(たいな)と呼ばれる行事が起源になっています。

魔除けは「やいかがし」とも呼ばれます

イワシ
昔から臭いのキツイものや、尖った形のものは厄払いに用いられてきました。平安時代には正月、門口に注連縄(しめなわ)に柊の枝とボラ(なよし)の頭を差して飾っていたことが、紀貫之の土佐日記から確認出来ます。

現在でも奈良では、この習慣が色濃く残っており、門守りとして柊の小枝に焼いたイワシの頭を刺したものを鬼除けとして玄関に飾り邪気を払います。

地方によっては「やいかがし」とも言いますが、「やい」は焼く、「かがし」は嗅ぐという意味で、腐りやすく焼くと臭いが出ることで魔除けをしたことが由来となっています。

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正しい作り方と飾り方

柊鰯の作り方はとても簡単。用意するものは鰯の頭が刺せるほどの大きさの枝とイワシ。まずは鰯の頭を焼いて、他の部分は勿論食べられるので身と頭をわけましょう。

あとは枝に刺すだけ。出来上がったものを玄関に飾りますが一般的には翌日の立春までになります。

柊鰯

節分の夜、家の戸口や軒下に飾り、鬼が大嫌いな臭いと鬼の目突きとも呼ばれる尖った小枝で鬼を撃退する意味をこめます。

これにより災害や病気を、この先の1年間祓いのけ、福を願います。時代が変わっても私たちがお正月に注連縄を飾ることや初詣に出掛けることは変わっていませんね。

ことわざもここから

「鰯の頭も信心から」ということわざの由来は「柊鰯を飾る風習」からきているといいます。イワシの頭のようにつまらないものでさえも、信仰すればとても尊いものに感じることから、信仰心の不思議さを例えたことわざです。

他人にはつまらないものでも、信じている人にしてみれば神様のように有難く思われること。何かを真剣に信じている人を揶揄するときに使うなど、あまりほめ言葉には感じられませんが「信じる者は救われる」。

魔除けを行ったことで心も穏やかに初春を迎えることが出来る。時代が進化してもその習慣が続いていることは、本当に尊いことですね。

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