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針供養の由来は?いつ、どこで行われている?

      2016/09/29

針供養

「針供養」というものを知っていますか?

洋裁を仕事にしている方や趣味でお裁縫をしている方などは、耳にしたことがあるのではないでしょうか?

ここでは針供養について詳しくご紹介します。

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針供養とは?由来は?

針供養とは、曲がったり折れてしまったり、または錆びてしまったりして使えなくなった縫い針を、神社やお寺に奉納して供養することで、裁縫の上達を願う行事です。

供養の仕方には様々なものがあり、地域によって異なりますが、こんにゃくのような柔らかいものに針を刺すという方法が一般的です。

これには、それまで硬い生地に何度も糸を通して傷んだ針に、最期には柔らかいところで休んで成仏してもらおうという労いの意味があります。

かつて針仕事は、食事の支度や掃除、洗濯などとともに家庭における女性の仕事の一つでした。

しかし現在では家で針仕事をする女性はめっきり減り、針供養の習慣について知る人もずいぶん少なくなりました。

しかし服飾に仕事に関わる人や和装、洋装を学んでいる人の間ではひそかに受け継がれており、裁縫の腕の上達を願い行事に参加する人も多いようです。

針供養はいつ行われる?

針供養

では針供養はいつ、どこで行われる行事なのでしょうか?

針供養は日本の年中行事の一つである「事八日(ことようか)」に行われます。

事八日とは、新たな物事に着手するという意味を持つ「事始め」と、物事を終えるという意味を持つ「事納め」の2つの行事をまとめたものです。

事始めは旧暦の2月8日、事納めは12月8日ですが、逆に12月8日を事始め、2月8日を事納めとする場合もあります。

  • 「事」が「新年に迎える神様の事」を指す場合には、12月8日が事始め、2月8日が事納めとなります。
  • 「事」を「農業」とする場合には2月8日が事始め、12月8日が事納めとなります。

事八日は神事や祭事であるため、この日は神様を迎えるために針仕事を休むべきとされてきました。

そのためこの日に針供養が行われるようになったのです。

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針供養はどこで行われる?

針供養の日程は地域によって様々ですが、2月8日か12月8日のどちらか一方、または両日に行われます。

両日針供養を開催しているのは、京都府の虚空蔵法輪寺、徳島県の天神社です。

  • 2月8日に開催している寺社には、和歌山県の淡嶋神社、東京都の浅草寺淡島動、大阪府の大阪天満宮などがあります。
  • 12月8日に開催している寺社には、京都府の幡枝八幡宮や護王神社、滋賀県の長浜八幡宮、北海道の豊平神社などがあります。

針供養

中でも虚空蔵法輪寺の針供養は皇室の針を供養するため平安時代から始められた由緒正しき行事であり、現在でも皇室から奉納された針の供養が行われています。

今ほど「物」があふれていなかった時代には、一つ一つの物に感謝の気持ちを込めて大切に使っていたのでしょう。

今年はぜひ針供養に赴いて、針だけでなく普段何気なく使っている「物」に対する感謝の気持ちを再認識してみてはいかがでしょうか?

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