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諸聖人の日とは?

      2016/08/15

教会

キリスト教では11月に「諸聖人の日」という祝日があります。

日本人にとってはあまりなじみのない祝日だと思いますが、今回はこの諸聖人の日について調べてみました。

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諸聖人の日とは?

諸聖人の日とは、キリスト教の総本山であるローマのカトリック教の聖人や殉教者を記念する日であり、カトリック教会が行う祝日の一つです。名前の通り、すべての聖人や殉教者のための一日です。

毎年十一月一日に開催され、この日にはカトリック教徒の人々はご先祖のお墓参りを行います。

日本でいう、お盆に近い考え方です。カトリックの教えが特に根強く残っている国では、十一月一日だけでなくその週を丸ごと祝日として休みとするところもあります。

 

キリスト教は歴史が古く、宗派も複数に分裂しています。

そのため、この諸聖人の日も宗派によって呼び名や日付が異なります。

例えば、聖公会では「諸聖徒日」と呼ばれており、プロテスタントでは「全聖徒の日」で日付は十一月の第一日曜日、正教会では「五旬祭」と呼ばれる祭日の次に来る第一日曜日を、「衆聖人の主日」として祝います。

なお「主日」とはキリスト教における日曜日の呼び方であり、「衆聖人の主日」はカトリック教の諸聖人の日と同じ物ではあるものの諸聖人の日とは異なり、年毎に祝日が変わる移動祭日です。

さらに5月か6月に行われるため、11月に行われる諸聖人の人は日付も大きく異なります。なお日本では「万聖節」と呼ばれています。

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諸聖人の日には何をするの?

諸聖人の日には、カトリック教会ではミサを行います。

参列した信者はすべての聖人と殉教者に祈りと感謝をささげます。

 

諸聖人の日の由来は?

牧師

すべての聖人と殉教者に祈りと感謝をささげるという習慣は、4世紀ごろに始まりました。

セレウコス1世が父アンティオコスを記念して建設した都市、アンティオキアで始まり、五旬祭の後の最初の日曜日を諸聖人の祝日としていました。

もともとは東方の都市であるアンティオキアで行われていたこの習慣が、西欧に伝わり諸聖人の日となったと言われています。

 

カトリック教会で諸聖人の日が制定された起源は、609年5月13日に異教の神殿であったローマのパンテミオンを、教皇ボニファティウス4世が聖母マリアと殉教者へ捧げた5月13日を祝日としたという説があります。

ただしこの説はあまり有力視はされておらず、現在最も有力だと考えられているのは8世紀の前半に教皇グレゴリウス3世がサンピエトロ寺院の中にキリストの使徒とすべての聖人、殉教者のために小聖堂を作り、その祝別の日を11月一日としたことから、十一月一日をすべての聖人と殉教者の日とした、という説です。

 

なお、768年~814年のシャルルマーニュの時代には、すでに十一月一日に諸聖人の祝いが行われていました。

また、853年にはルイ敬虔王の布告によって、フランク王国の中で十一月一日が祝日として制定されています。

 

その後、プロテスタントでは聖人に対する崇敬の念が廃止されたため、諸聖人の日の習慣はプロテスタント諸国では徐々に廃れていきました。

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