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新嘗祭、神嘗祭とは?その意味や二つのお祭りの違い

      2016/08/11

神嘗祭

秋になると、天皇陛下が国と国民の安寧と繁栄を祈って神や祖先を祭る宮中祭祀が執り行われます。

中でも重要な祭の中に、神嘗祭と新嘗祭というものがあります。

あまりなじみのないお祭りですが、この二つのお祭りについてご紹介します。

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神嘗祭とは

神嘗祭は「かんなめさい」「かんなめのまつり」「かんにえのまつり」と読みます。

これは五穀豊穣の感謝祭であり、その年の最初に収穫した稲穂、いわゆる初穂を伊勢神宮の祭神である天照大神にお供えし、感謝の意を表します。

収穫

神嘗祭の由来は日本神話で天照大神が高天原にて初穂を食されたことにあり、伊勢神宮では毎年10月17日に神嘗祭を執り行っています。

これに合わせ、伊勢市内では神嘗奉祝祭が行われます。

全国のお祭りや伝統芸能が奉納され、収穫の喜びと五穀豊穣の感謝を表すのです。

このお祭りでは、日本全国の有名なお祭りを一度に見ることができ、お祭り好きにはたまりません。

 

神嘗祭の始まりは西暦721年であり、もともとは旧暦の9月17日に執り行われていました。

1872年に新暦の9月17日に執り行われるようになりましたが、この時期はまだ稲穂の成長が不十分だったため、1879年に10月17日へ祭典の日取りが変更されました。

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新嘗祭とは

新嘗祭は「にいなめさい」「しんじょうさい」「にいなめのまつり」と読みます。

これは五穀豊穣の収穫祭です。新嘗祭の「新」は初穂を意味し、「嘗」はごちそうを意味しています。

新嘗祭では天照大神をはじめとするすべての神々に初穂をお供えし、天皇陛下自身も初穂を召し上がって収穫を祝うとともに初穂を得たことを神に感謝します。

 

日本書紀によれば、飛鳥時代の皇極天皇の時代に始まったと伝えられています。

新嘗祭は毎年11月23日に行われ、宮中恒例祭典の中でも最も重要とされています。

11月23日といえば「勤労感謝の日」ですよね。

かつては「新嘗祭」という祝日があったのですが、第二次世界大戦後GHQにより、この国家神道の色が濃い新嘗祭という祝日は排除され、改めて勤労感謝の日という祝日が作られたのです。

 

明治時代に太陽暦が導入されたとき、旧暦の日取りをそのまま太陽暦に当てはめると新嘗祭は1月に行われることになってしまい、新嘗祭の意味に沿わなくなってしまうために新暦の11月の、2回目の卯の日に行うこととされ、それが11月23日に当たるためこの日が新嘗祭の日となりました。

 

新嘗祭と神嘗祭との違いは?

稲
神嘗祭と新嘗祭、こうして説明を見てみると非常によく似たお祭りに思えます。この二つのお祭りの違いは何でしょうか?

まずはお祭りの意味です。

神嘗祭は五穀豊穣を感謝するもの、新嘗祭は五穀豊穣を感謝するとともに収穫を祝うものです。

神嘗祭では天照大神だけに初穂をお供えするのに対し、新嘗祭は天神地祇、つまりあらゆる神々に初穂をお供えします。

 

また、祭典が執り行われる場所にも違いがあり、神嘗祭は伊勢神宮で、新嘗祭は宮中三殿の神嘉殿で行われます。

そして祭典が執り行われる日取りです。

神嘗祭は毎年10月17日に、新嘗祭は毎年11月23日に執り行われます。

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