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蓄熱暖房機とは?エアコンの電気代と比較し、メリット・デメリットを知ろう

      2016/07/12

蓄熱暖房機

蓄熱暖房機をご存知ですか?

夜間電力で暖房機内に熱を貯め、日中に使用する暖房機器のことをいいます。

夜間電力は日中の電力も安いことで知られており、それを利用し蓄熱することで、暖房機をエコで使用できるというものです。

ちなみに、夜間電力が日中に比べるとどれくらい安くなるのかというと、『1/2以下』になります。これだけお得に暖房機を使用できるなら、メリットも大きいのではないでしょうか?

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蓄熱暖房機とは

先にも述べたように、夜間電力を使って暖房機内に熱を貯め、日中に使用する暖房機のことを指します。

暖房機内には『蓄熱レンガ』と呼ばれるものが内蔵されており、これによって熱を貯めていきます。

蓄熱レンガは日中に自然放熱されるため、電気代がかかるのは熱を貯めている夜間ということになります。

ただし、ファンが付いているタイプの場合、ファンを使用することでファンの電気代料金がかかります。

ですから、よりお得に使用するならファンのないタイプがおすすめです。

また、暖房機からは常に放熱されます。

そのため、仕組み上、暖房を完全にオフすることはできません。

節約するためには、これらの良い点・悪い点を知ることが大事でしょう。

 

電気料金の比較

では、エアコンの電気代と比較した場合、どちらが安くなるのでしょうか?蓄熱タイプの暖房機を使用するにあたり、とても気になる点です。

エアコン

そもそもこの2つでは、暖房方式が異なります。

蓄熱タイプは輻射熱によって伝導されますが、エアコンは対流熱によって伝導されます。

6KW程度もので2つを比較するとほとんど同じですが、エアコンの場合、冷房と暖房に対応し1台で夏も冬も使用します。

一方で蓄熱タイプの方は冷房用として別途購入が必要になります。

となると、当然2倍程のイニシャルコストがかかってしまうことになるでしょう。

さらに2台購入となると、設置スペースも必要になります。

 

そう考えると、夜間電力で使用するとはいえ、断然冷暖房機のほうが電気料金は安くなるでしょう。

しかし、積雪量が多い地域は、蓄熱の暖房機のほうが利用しやすくなるのも事実です。

全館暖房のように暖かくなりますし、室内干しでも洗濯物がしっかり乾きます。

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メリット・デメリットについて

良い点は、なんといっても暖かさが持続するということです。

極寒地域や積雪・降雪が多い地域などは、蓄熱の暖房機はとても重宝します。

操作も比較的簡単ですし、先にも述べたように洗濯物を室内干しにしてもしっかり乾きます。

冷暖房機やファンヒーターなどは使用した部屋しか暖まりませんが、蓄熱の暖房機は違います。

全体が暖かくなるため、『部屋から出るのが億劫になる』ということがありません。

ブレーカー

悪い点は、エコといわれていながら電気料金が高いことでしょう。

夏は冷房を使用するので高くなりますし、冬の料金は2倍以上を覚悟しておいたほうが良いという意見もあります。

しかし、オール電化の機器やエコキュートなどに比べると高くなりませんから安心です。

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