インフルエンザの潜伏期間、いつまでうつる?家族にうつさないためには
2016/07/08
インフルエンザや風邪などの感染は、発症に至るまでに『潜伏期間』があります。
そのため、感染してもすぐに発症しないのが特徴です。
インフルエンザになり、もっとも感染しやすいのは家族ですが、感染したからといって必ずしも発症するわけではありません。
そのへんをきちんと理解し、しっかり予防・対処するようにしましょう。
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潜伏期間はどれくらい?
一般的に、1~3日といわれていますが、新型の場合1~7日が潜伏する期間になります。
この期間にインフルエンザ特有の症状が出なければ、感染していない可能性が高いでしょう。
また、万が一感染していたとしても、発症しなかったということになります。
ではなぜ、最長7日までの日数があるのでしょうか?
その理由は、ウイルスと免疫力が関係しているといわれています。ウイルスが体内に侵入すると、持っている免疫力でウイルスを退治します。
このとき免疫力が高いと、侵入したウイルスをすぐにやっつけることができますが、免疫力が低いとあっという間に感染してしまいます。
最長7日といわれていますが、早い人は1~2日で感染するでしょう。
また、ウイルスが増幅していた場合も、発症率が高くなってしまうといいます。
体内のウイルスに、どれくらい免疫が戦ってくれるかということで、潜伏する期間が左右されるということです。
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熱が下がったあとの感染
では、いつまでうつるのでしょうか?多くの人は、『熱が下がると大丈夫では?』と思うかもしれませんが、感染力が高いこの病気は、熱が下がったからといって油断はできません。
先にも述べたとおり1~3日の間潜伏し、そのあと発症します。
どれくらいの期間発症しているかは個人差がありますが、熱が下がっても体内にウイルスは残っていますから、解熱後もしばらくは安静にしておく必要があります。
そのため、10日前後はたとえ熱が下がっても部屋から出ないようにしましょう。
熱が下がるとどうしても動き回りたくなりますが、この時期に外出でもしてしまうと、感染を拡大し再び熱が出てしまう恐れがあります。
それを避けるためにも、最低10日は家でおとなしくしておくようにしましょう。
家族にうつさないためには
もっとも感染しやすいのは、身近にいる家族です。
一人暮らしをしていれば関係ありませんが、同居している方は感染しないように注意が必要です。
この病気は潜伏している状態でも感染する可能性がありますから、症状が出たらなるべく一人でいるようにし、マスクの装着を心がけましょう。
小さなお子さんが感染してしまった場合、育児で母親も感染する恐れがあります。
マスクを装着し、こまめに手洗いうがいをするようにしましょう。
飛沫感染・接触感染・空気感染とさまざまな感染があります。
鼻をかんだティッシュを触っただけでも感染する恐れがありますから、防ぐためにはやはり手洗いとうがいをしっかりするように心がけてください。
イソジンや塩でのうがい、アルコール消毒剤などもおすすめです。
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