カーボン、ハロゲン、セラミック、オイルヒーターの違いとは
2016/06/30
冬になると活躍する暖房器具たち。
ガスや灯油を使わない電気ストーブは電気をエネルギーにするために簡単な構造で軽量化したものが多いです。
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カーボンヒーターとハロゲンヒーターの特徴
カーボンヒーターやハロゲンヒーターは電気ストーブの1種で、遠赤外線を放出して暖かくします。
すぐに暖かくなりますが、部屋全体を暖かくするというよりは人体などを暖かくするのに効果的です。
ハロゲンヒーターの発熱体はニクロム線が入ったハロゲンランプです。
ここにはハロゲンガスも注入されており、電気を流して近赤外線と遠赤外線を放出させるのです。
一方、カーボンヒーターは発熱体にカーボンが使用されています。
発熱体の中には不活性ガスが注入されており、見かけはハロゲンヒーターに似ていますが、より熱効率が良いので段々電気ストーブの主流となってきています。
即暖性のあるセラミックヒーター
セラミックヒーターは非燃焼系の暖房器具で、アルミに電圧をかけて風を通し、温まった風を出す仕組みの暖房器具のことです。
変わった形で一躍有名になったダイソンのホット&クールをご存じの方が多いかもしれませんね。
あれもセラミックヒーターの1種と考えても良いでしょう。
セラミックヒーターは空気を汚さないので換気の頻度が少なくてすみます。
また即暖性が高いのですぐに体が温まりますし、温度調整もしやすいのが特徴です。
ですから冬の脱衣所やトイレに置くのに最適!寒暖の差が激しい所に置くのに良いですよね。
しかしデメリットは電気代が高いこと。
温まったらすぐに他の暖房器具に切り替えた方が良いと思います。
また温風を勢いよく放出してくれるので、もしお掃除が行き届いていない部屋で使用するとちりやゴミが舞い上がります。
ハウスダストも舞い上がってしまいますので小まめに掃除をしてから使った方が良いですよ。
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オイルヒーターの特徴と、向き不向きは?
オイルヒーターは密閉容器に難燃性の油が入っていて、電気が流れるとその油が加熱されてパイプの中を循環することで、ラジエーターフィンから熱を放出することで部屋全体を温かくすることができます。
部屋全体が温かくなるまでにかなり時間がかかりますが、一度温かくなると気持ちが良いほどポカポカした気分を味わえるので私は大好きです。
電気料金が比較的安くて、室内の気密性の高いヨーロッパで主流の暖房器具です。
安全性が高く、騒音もありません。
二酸化炭素も出ないので換気の必要がなく、アレルギー症状で困っている人にも優しい暖房器具です。
ただし難点はランニングコストが高いこと。
使用して私もびっくりしましたが、本当に電気料金の明細を見て倒れそうになりました。
日本家屋は木造のものが多く、レンガ造りの多いヨーロッパの国々の家にくらべると断熱性が低いので、オイルヒーターは日本家屋にはもともと不向きのようです。
しかしペットを飼っていらっしゃるとか、赤ちゃんのいるご家庭では安心して使えるので私としては本当におすすめする暖房器具です。
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