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風鈴の歴史について。種類や素材、音に違いはある?

      2016/05/21

風鈴

夏の風物詩ともいわれている『風鈴』。

風に仰がれてチリンと鳴るさまは、暑い夏を涼しくしてくれます。ひと昔前までは、日本の夏の家の軒下などに吊り下げられていましたが、冷房が主流になった現代では、風鈴を用いる家は減ってきているといいます。

それでも、どこからか風鈴の音色が聞こえてくると『夏がきたな』と、夏の訪れを感じる人は少なくないのではないでしょうか。

 

そんな風鈴の種類や素材、歴史などについて掘り下げてみましょう。

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風鈴の歴史について

風鈴の歴史は長く、起源は中国にあったといわれています。

しかし、中国で使われていた風鈴は日本とはまったく異なる使い方で、占風鐸(せんふうたく)という道具として使われていました。

これは、風の向きや音のなり方で吉凶を占うという占いの一種。

日本では、土で作った『土鈴』と呼ばれるものが最初だといわれており、そこから徐々に現代型の風鈴に変化していきました。

風鐸

現在の風鈴にもっとも近いのが、『風鐸(ふうたく)』と呼ばれるものです。

青銅で作られており、見た目は『小さな鐘』のよう。

音も、今のように綺麗ではなくガランガランと鳴っていました。

そういったことから、当時は厄除けとしてお寺で使われていることが多く、住民にとってはその音によって災いが起こらないと思われていました。

 

今の風鈴と近いものになったのは、享保年間(1700年頃)といわれています。

長崎のガラス職人によって大阪・京都・江戸と伝わっていき、当時の価格はなんと現在の200万~300万円程。

とても高価のあるものでした。

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風鈴にはどんな種類がある?

風鈴というと『ガラス製』をイメージしますが、実はいろんな種類があるといわれています。

サイズや形もさまざまで、種類によって音色も違います。

前途にもあるように、遥か昔は鐘のような形をした風鈴も存在しており、癒しとして使われるより厄除けとして使われるほうが多かったといわれています。

 

代表的な風鈴は、『江戸風鈴』と『南部風鈴』です。江戸風鈴は、多くの人が目にしたことのある、ガラス製のもの。

南部風鈴は鉄製でできており、まさに昔ながらの風鈴です。

江戸風鈴は鈴のサイズが3つ、形が4つとさまざまで、理論上では大きく12種類あるといわれています。

そのため、なかにはひょうたんのような形をした風鈴やしんすい、すずらんなどの形も存在します。

スタンダードな形はやはり丸みを帯びた小丸風鈴。

南部風鈴にも、やかた・金色堂・三重奏など種類はさまざま。音色も、形によって異なります。

江戸風鈴

素材によって音が異なる?

風鈴のおもしろいところは、使用している素材によってさまざまな音を奏でるということです。

風鈴というと、鈴虫のようにチリンチリンと鳴る印象が強いですが、実際は素材によっていろんな音があります。

 

たとえばガラス製の風鈴(江戸風鈴)は、ガラスの繊細で綺麗な音がします。

多くの人がイメージしている『風鈴の音』といっても良いでしょう。

一方で鉄製の風鈴(南部風鈴)は、ひとつの音が長く響き渡るのが特徴です。

鉄製というとフライパンや鉄なべの音をイメージしがちですが、想像よりも優しく綺麗な音がします。

より長く音を感じられるのも南部風鈴でしょう。

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