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団扇の起源とは?由来や歴史、産地について

      2016/05/20

団扇

団扇とは、ご存知のとおり手で扇ぎ風を起こす道具のこと。

団扇にもいろんな種類がありますが、一般的には扇部と手で柄を備えたものを団扇といいます。

しかし、柄がなく扇部の端をくり抜いて作られたものや、絵柄や文様もいろんな種類があり、ひと口に団扇といってもさまざまであるのが分かります。

また広告を入れた団扇は『ペーパーファン』と呼ばれており、販促品として用いられることが多いでしょう。

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団扇の起源とは?

団扇の起源は、紀元前3世紀の中国から。

とても歴史が古く、もともとは日本のものではありませんでした。

日本では、正倉院や京都太秦の広隆寺に残されており、風を扇ぐだけでなく日光の陽射しをさえぎるために使われることも多かったといいます。

平安時代になると扇子が流行り、団扇の出番が減りましたが、戦国時代以降には武将たちの軍配うちわとして復活しました。

庶民が団扇を使うようになったのは、江戸時代からといわれています。この頃は竹細工が盛んになり、紙製造技術も発達しました。

このことで庶民でも使える団扇が登場。

当時の団扇は、浮世絵や役者絵を用いることが多く、網代や絹、渋などさまざまな団扇が重宝されました。

 

現在では、『宣伝用うちわ』としてさまざまなシーンで用いられています。

団扇

団扇の由来

団扇は、『団』と『扇』を合わせた言葉ですが、もともとは『打ち羽』という漢字が使われていました。

打ち羽の『打つ』は団扇を扇ぐ動作に似ており、また蚊を追うときに使っていたためこのように呼ばれていたといわれています。

しかし起源となる中国では『団扇』の漢字が使われていたため、日本でも平安時代からは『団扇』と明記されるようになりました。

ちなみに、団扇の『扇』には『貴人の顔を隠す』という意味があったといわれています。

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団扇の歴史や産地について

団扇の歴史は、遥か昔、紀元前まで遡ります。

歴史もさまざまで、意匠や機能、用途などによっていくつかに分類されます。

大きく分けると、5つ。

古代・中世・戦国時代・近世・近代です。

古代の団扇は、古代中国や古代エジプトの記録や壁画にも記されており、日本では弥生・古墳時代の木製品でした。

団扇の柄を長くした翳(さしば・さしは)と呼ばれるもので、主に古墳祭祀にかかわる威儀行列のときに使われていました。

軍配うちわ

中世では、大型のものや文様を付けたものなど豪華な団扇が作られ、素材も絹や蒲葵(びろう)など多様に用いられるようになりました。

また古代以来、中心に柄と一体した棒を通しており、扇の縁は枠で固定されたものを使用しています。

戦国時代は、軍配うちわとして用いられることが多かったようです。

そのため形態や材質も変化しており、室町時代には現在の形にまで変化しました。

近世では、庶民への普及も広まり、日常生活道具としてさまざまなシーンで使われるようになり、明治時代以降の近代では広告団扇も出回るようになりました。

 

ちなみに日本の団扇の産地は千葉県・京都府・香川県・埼玉県・岡山県などたくさんあります。

ただし地域によって団扇の特色は異なります。

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